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30代都内くたびれたリーマンが日々思うことをつらつら書いていきます

世界史に登場する有名人、鉄血宰相ビスマルクにも怖いものがあった!?その正体はなんと、『歯医者さん』!

あなたには怖いもの、苦手なものはありますか?

どんなに強くたくましい存在にも弱味はあります。

それは歴史上の偉人にも当てはまること。

厳しい表情に鋭い目つき。立派な口髭が印象的な、鉄血宰相として現代に名を残すドイツの宰相ビスマルク。

ユンカー出身の彼はドイツ連邦議会プロイセン代表、パリ駐在プロイセン公使などの仕事を通して外交術を学び、やがて1862年にプロイセン国王ヴィルヘルム1世からプロイセン首相に任命されました。

「言論や多数決によっては現下の大問題は解決されないのであります。言論や多数決は1848年及び1849年の欠陥でありました。鉄と血によってこそ問題は解決されるのであります。」

ドイツ連邦が成立した際、これからのドイツを統一していくために必要なものは、話し合いでなく、武器と兵士による軍隊であるとして、軍国主義を極めていったのは有名な話です。

議会がこの政策に反対すると、ビスマルクは彼らの意見は耳に入れずに独裁的な政治をすすめていきました。

実際、ビスマルクの政策は功を成し、戦争を利用してプロイセン統一をはばむ敵を倒し、ドイツ国民の一体感をつくり出すことに成功しました。

統一後は戦争をせずに巧みな外交を展開して、自らを「忠実な仲介者」と称し、国内では「アメとムチ政策」を行なって社会主義勢力などの抑圧と労働者の懐柔に力を割きました。

そんな凄腕な宰相だったビスマルクですが、彼にも怖いものがありました。

それは「歯医者さん」です。

ビスマルクにはもともと少し風変わりな食べ方の癖がありました。

食べ物を手当たり次第に口に詰め込み、それを酒で流し込んで食べるという暴飲暴食の癖があったそうです。イギリス首相のベンジャミン・ディズレーリをはじめ、首相官邸を訪れてビスマルクとともに食事をした人たちは、彼の食事風景を見てとても驚いていた、という話も残っています。

よく噛みもせずに膨大な量の食べ物を毎食平らげていく。ダイエット中の人間がみたら悲鳴を上げそうな食べ方ですが、そんなめちゃくちゃな食事のせいか、はたまた他にも理由があったのか、ビスマルクのウエストはどんどん太くなっていき、一時期その体重は120キロを超えていました。

当時は日本人よりドイツ人の方がもともとの体格が良かったことを差し引いても、かなりの重さだったことが伺えます。

ところが、ビスマルクは1880年代から、急に食べる量を控えるようになったといいます。

なぜ大食いの彼が急に少食になったのか?

不思議に思った人々への質問の答えが「顔面神経痛」。顔面神経痛の症状が出ており、痛くて前のように食べられない。医者からこれを治療する方法として食事療法を勧められたため、以前のように食べなくなった、とビスマルクは言っていたそうです。

しかし、本当の理由は違いました。

確かに顔が痛かったのは事実だったのでしょうが、その痛みの原因は顔面神経痛などではなく、なんとビスマルクは日頃の不摂生な生活が祟り、虫歯になっていたのです。

歯が痛くて、食べたくてもたくさん食べることができない。それならば歯医者に行って虫歯を治療してもらえば済む話なのですが、治療を勧めた人に対して彼はそれを拒みました。

ビスマルクの言い分はこうです。

「歯医者はみな卑怯者で、患者をいじめるのだ。」

そんな卑怯者のもとへは行きたくないと。

もちろん、歯医者さんは卑怯者なんかではありませんし、患者をいじめるなんてそんなひどいことはしません。

つまり、彼は歯医者へ行くのが怖くて、治療ができなかったのです。

まるで子どものようですね。

素晴らしい手腕とカリスマ性で人々をまとめ、国を一つにしグイグイとリードしていた、あのビスマルクの怖いものは歯医者さんだったのです。

鉄血宰相ビスマルクの意外な一面でした。