楽しく生きたい

30代都内くたびれたリーマンが日々思うことをつらつら書いていきます

映画「寄生獣」のレビュー。かなり衝撃的な映画でテレビではほとんどカットになるSF映画です

一番の見所は、『島田、美術室で大暴れをする』の巻、です。

バケモノが島田という名前の高校生のふりをして、新一の学校に転入して来るのですが、ひょんなことから他の生徒たちに正体がばれてしまい、焦った島田は学校で大暴れします。

ここのアクションシーンが凄まじいです。絶対見た方がいいです。

バケモノの触手が机や椅子を凪ぎ払い、人間を真っ二つに切断し、逃げ惑う生徒たちに容赦なく食らいついていきます。

切断された胴体、千切れ飛ぶ手足、吹っ飛ぶ生首、ねじ切られる女子高生など見たことありますか?

ないでしょ?

実写映像が半端なくグロいです。

まるで悪夢を見てるみたいです。

残酷ですか?

大丈夫、これは映画です!

全部作り物です!

全部CGですよ!

しかし、これほどリアリティのある夢、今まで見たことありますか?

映画を見ながら、日本のCGすげーなと何度思ったか数え切れません。

続きは映画館でご覧ください。

2014年公開。東宝。PG12。

脚本・山崎貴、古沢良太。

監督・山崎貴。

キャスト。

主演・染谷将太。

深津絵里。橋本愛。阿部サダヲ。余貴美子。東出昌大。他。

原作・岩明均。講談社。月刊アフタヌーン連載。

かつて月刊アフタヌーンに連載され大人気を誇ったSF漫画です。

あらすじ。

ある日、宇宙から奇妙な生物が無数に降り注ぎます。

小型のヘビとナメクジを足して二で割ったような奇妙な生物です。

綿のような透明な卵に包まれて主人公の泉新一の住む町に雪のようにたくさん降り注ぎます。

その生物は寝ている人間の耳から脳内に侵入し、中身を食べて人間の体の全コントロール機能を奪い、細胞すら変えてしまいます。

そして恐ろしいことに人間を食べます。

頭がパカッと割れてフワッと無数の牙つきの触手が伸びて誰彼構わず人間を食い散らかします。

『口だけ頭』という妖怪系の都市伝説まで生んで町を恐怖に陥れます。

しかし、主人公の泉新一だけは、コミカルな格闘の末、右腕に侵入されるだけで済みます。

ミギーの誕生です。

新一は右腕の細胞とコントロールを奪われます。

右手に目玉が現れ、唇が出来て言葉を話し、触手のように伸びたり縮んだりするようになってしまいます。

初めての言葉は、『失敗した』です。キモカワイイです。

頭がいいのに新一がハッとするような素朴な疑問を投げかけたりします。

阿部サダヲが声を演じていますが、落ち着いた感じで新一に突っ込んだりするのが、笑えます。

ミギーの言動については、見てる方も新一と共にいちいち考えさせられます。

しかし、人間の頭を奪って人間に成りすましているミギーの他の仲間たちからは、ミギーと新一は見るだけで不愉快になるほどの失敗作だと批判され、常に目をつけられ攻撃されるようになっていきます。

このストーリーの根幹をなす設定があまりにも自然過ぎて圧倒されます。

他人より優れていたいとか、優越感を持ちたい、という正規のバケモノたちの気持ちは普通の人間にも多少あるものです。

気がつくと、自然にバケモノの気持ちに共感させられてしまいます。

一番の見所は、ラストの母親との対決と言いたいです。

パート1の終わりをここで締めたのも、原作にない細かすぎるアイデアを盛り込んだことも、二つとも映画監督の大勝利です。漫画とは別の形でとても感動的なラストになりました。

ですが!

やはり冒頭で説明した、学校で島田が大暴れを繰り返すシーンを推します。

グロテスクなものが苦手な人はかなり嫌がる作品です。

公開当時、この作品を他人に勧めましたがドン引きされることが多く変な目でみられることもありました。

でも、人間もキレたら大暴れするんです。島田と全く同じことをするんですがそこのところがよくわかってない人が多くて残念です。