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浜松西高等学校中等部はおおむねGOOD!中学受験でトライしてみてはいかがでしょうか。

静岡県立浜松西高等学校中等部は、地元で中学受験を考えている小学生、保護者の方にお勧めです。もちろん受験勉強を全くしなくていいわけではありませんが、東京近郊の有名塾に通う場合のように、ガンガン難関問題ばかり勉強させるわけにはいかない静岡県民としては、あまり中学校教育課程に食い込んだようなレベルの高い難関問題に対応するまでに子供を育てるのは、難しい状況にありますよね。しかし浜松西高中等部はあくまで公立高校の附属中等部なので、受験の試験範囲は小学校6年間の教育課程で習うことだけに限られているわけです。一次方程式がわからないと解けないとか、古文の知識がないとわからない、といったようなことはありません。これなら子供が感じるストレスは少なめで済む可能性がありますし、万が一受験に失敗してしまって、一般の公立中学校に進む場合でも、決して勉強したことが無駄にはならないのではないでしょうか。

実際の受験勉強では、知識を詰め込むことよりも、人の話をきちんと聞き取れるかどうか(放送問題対策)、正しい文章が書けるかどうか(500文字以上の作文対策)、コミニケーションを取らなければいけない場で議長あるいは主導権を持った意見者として発言できるか(ディスカッション形式の面接対策)など、普段から心がけて伸ばしていく部分が非常に多くあると思いました。また、「内申点」に近いものが設定されていることもオープンになっていますので、英検や漢検、ピアノのグレードの高い級など、もし持っている、あるいは目指そうと思っている資格があれば、アピールポイントになります。

さて、学校の雰囲気などについてです。

まずは、とにかく通学が可能かについてです。中学生は自転車通学が禁止されています(高校生からは可能)ので、公共機関か徒歩で通学することになります。バスを2系統乗り継いで、2時間ちかくかけて通っているお子さんもいらっしゃるようですが、これはかなり大変なことのようです。学校にはそう通学方法を申告していても、実際には少なくとも登校時には親が自家用車で付近まで送っている…と言う例が多くあるようです(学校の駐車場などへの乗り入れは不可)。やはり1時間以内の通学時間が、理想ではないでしょうか。ただし向上心のあるお子さん(あるいは保護者)なのか、新幹線通学してまでこの学校を選んだ方もいらっしゃるようです。また付け加えると、お弁当の心配もあります。親としては6年間お弁当を用意し続ける(学食・購買なし)わけで、通学が2時間かかり、そのはるか前に起きてお弁当作りとなると…懸案事項です。

学校の授業に落ちこぼれないかどうかについてです。中学校1年生の入学後すぐから実力テストがあることでわかるように、中間期末の一般的な定期テストのほかに、非常に小テスト単元テストが多い学校です。テストによっては赤点(100点満点中70点など、通常ならば充分な合格点といえる点数)で再試です。この特に数学・英語でよく行われる再試は、朝の授業前や放課後に行われますので、子供の負担は大きいようです。再試の多さが落第に直接つながるという話は聞きませんが。各学年に1人位は「学業でついていけないので学校を変わる」「学校行が辛くなり、不登校になる」という人の話も聞きます。しかし、学校の生徒総数から見ると、親の転勤等の都合で転校した人の方が明らかに目立ち、学校の雰囲気としては決して辛いものでもないということがわかります。

部活については、一般の公立中学より厳しいということはありません。高校生と一緒に活動する部活が多いのですが、大会などで分けられるため、中等部生は一般的に高校生より一回り楽なのが通常のようです。ただ、運動部は土曜日か日曜日は必ず練習が入ってくるようです。6年制の学校ということでメリットも多いようです。先輩からの技術指導もいきとどきますし。吹奏楽部、弦楽部等は人数が多くて初めて団体として成り立つようなところがありますが、6学年あるから、この問題はかなりクリアできます。文化祭・体育祭等では高校生の張り切りを中学1年生から体験することができるので、愛校心も芽生えやすく、良い雰囲気を醸し出しています。

ただ、若干残念なのが、あまりに学校生活の6年間が楽しいためか、大学受験の合格率には6年制の効果がまだまだ結びついていないようです。同じ学区内にあるナンバーワンといわれている高校と比較すると、国立大学合格者は軒並み半減、という感じで、とても残念です。しかし私立大学合格者、特に現役合格については改善の傾向にありますので、期待は持てます。

県立西高中等部は公立ということもあってか、文化祭の見学、オープンスクールや説明会等とても丁寧に開催され、開かれた学校を目指しています。興味がある場合は是非学校ホームページで確認して、参加可能なイベントに行ってみると良いのではないでしょうか。中等部はひと学年の人数が160人、高校受験では80人強しか定員枠がないので、二度挑戦できると考えると見逃す手はないですよ!