たのしす

二郎のスープ作りの秘密に迫るはずが一言もラーメンに触れてないブログ

車イスの私でも楽しめます!福岡ヤフオクドームでの野球観戦。その魅力をご紹介いたします。

過去の出来事が原因で、長時間歩くことができなくなってしまった私が、初めて「ドキドキ」しながら車イスで福岡ヤフオクドームを訪れたのは、一昨年の事でした。その時は一人でヤフオクドームへ向かいましたが、自家用車に「マイ車イス」を乗せ、福岡・熊本間の道を運転、無事に自宅に到着した時にはすっかり疲れ果て、そのまま寝てしまうくらいでした。

そもそも、私が車イスで野球観戦に行こうと思ったきっかけは、ヤフオクドーム内に車イス専用の応援席がある事を知った事に始まります。

私は昔から野球が好きで、車イスに乗るようになってからも毎日のようにテレビでプロ野球を観戦していました。テレビの画面にドーム球場に応援に行かれているファンの方たちが映し出されるのを見ては、「私も行ってみたいな」と思っていましたが、調べてみたところ、「車イスゾーンA」「車イスゾーンB」「ホームランテラス車イスゾーン」という車イス専用の応援席が3か所ある事を知りました。

今、私は主に「ホームランテラス車イスゾーン」を中心にチケットを購入して観戦していますが、ホームランテラスの入り口は地上1階にあり、3階にある一般ファン向けの入口よりもアクセスが良いので車イスユーザーの方にとってはおすすめです。また、前もってチケットを予約する際に、併せて車の駐車場のチケットもファンクラブ経由で購入し、そのままコンビニで発券することにしていますので、すんなりと2階にある車イス専用駐車場に停めることも出来ています。

「ホームランテラス車イスゾーン」には、上にも網が張ってあります。すぐ上が3塁側の外野応援席なので、上から物が落ちて来ない様にとの配慮からでしょう。嬉しいことに試合中にはホームランボールが飛び込んでくることもあります。網が張ってある為、車イスの私には取ることが出来ませんが、別のファンの方の付き添いで来られていた健常者の方が、拾いに行かれたこともありました。

その時にスタッフさんが提案されていたのが、誰でも拾いに行けない場所なので、ホームランボールが出た時には、「ホームランテラス車イスゾーン」で観戦しているファン全員による「じゃんけん大会」を開催してみてはどうか、というものでした。私も2回程その様な場面に出くわしたことがあり、「じゃんけん大会」にも参加しましたが、残念ながらその時は1回戦敗退でした。

しかし、スタッフさんが機転を利かせ、みんなが納得できるような案を出して下さり、健常者と障害者に対して、分け隔てなく接してくれたことが、私にとっては嬉しかったです。この様な球団ぐるみのファンサービスのおかげで、車イスとはいえ、野球観戦を存分に楽しむことができています。

また、球場に足を運ぶ内に顔見知りも出来ました。その為、1人で行っても誰かしら顔見知りがいるので、安心して行くことができます。

ただ、これは車イスゾーンの話であって、普通の外野応援席では違うこともある様です。

普通の外野応援席や外野席では、相手チームのファンの方が座れるように「ビジター席」という席がちゃんと販売されます。相手チームのファンの方がこちら側の外野席に来られると、いざこざが起こる元になってしまうからです。しかし、車イスゾーンは仕方がありません。味方ファンと相手ファンとが微妙な距離を置き、同じ場所で応援をしています。とは言え、健常者の方と車イスの方とが上手くやっているような場所なので、たまには敵味方を越えて仲良くなることもあります。

そして、球場観戦で欠かせないものの一つに、球場限定の食べ物や飲み物があります。

ヤフオクドームでは、ドーム内のコンコースでお弁当等を購入することができますが、ホークスの選手がプロデュースしているものだと、例えば、柳田選手でしたら、「ギータの牛タン弁当」など選手によって様々なものが販売されています。

私の知り合いは、松田選手のファンなので、「マッチの焼肉弁当」ばかり食べています。(笑)

私はその日の気分で変えますが、好きなのは「和田弁当」です。

一番人気は、昨年優勝した記念に出されていた「もう一頂弁当」でしょうか?多分、今はもう見ないので、今シーズン始めに出ただけだと思います。

それぞれのファンの方が、お気に入りの選手のお弁当を選んでいると思います。

その種類は、なんと200種類とも言われています。食べるのに夢中になると野球観戦が出来なくなりますので、ほどほどにした方が良さそうですね。

私がいつも座る席にも、少し規模は小さいですが、売店がありますので、そこでいつもお弁当や飲み物を購入して、応援しながら席で食べています。

試合の終わり近くの8回位になると、アルバイトのスタッフさんと思われる方が、ごみの回収まで行って下さいます。しかし、外野席ではいつも、ファンがごみを放置している写真がTwitterなどで流れてくるので、「車イスゾーンだけは回収に来てくれているのかな?」とも思い、感謝しています。

また、いつの頃からか、7回には応援歌を歌ったり、ジェット風船を飛ばしたりすることが、どこの球団でも当たり前のこととなりました。その時はスタッフさん総出で、車イスゾーンの上に張ってある網を外して下さいます。そして、イベントが終わると元の状態まで直して一件落着というところでしょうか。

ここまでご紹介してきたように、私のおすすめは「ホームランテラス車イスゾーン」ですが、一度「車イスゾーンA」というところで観戦したこともあります。ただ、結論としては、こちらは車イスの方が一人で観戦をするにはちょっと不便でした。

「車イスゾーンA」は3階の席になりますので、一般のファンの方と同等の立場で観戦ができます。3階にはチームのグッズを販売しているお店や飲食店が並んでおり、たくさんのファンの方で賑わっています。

私もたまに早く行って3階を訪れることがありますが、昨年度は「スターフラッシュ」というスイッチを入れると球場内で光るグッズとチケットを持っていった所、1回だけ抽選が出来るイベントもありました。ハズレは無く、何かしら選手のステッカーなどがもらえていましたが、今シーズンはまだ3階には行っていないので、実施されているかは分かりません。

というのも、やはり車イスで人混みの中にいると、目線の高さの違いから、私は相手の立ち位置を把握できるものの、相手の方の視界には私が映っておらず、しばしばぶつかりそうになる事があったからです。子供さんなどに怪我をさせてはいけないと思い、なるべく一人では行かない様にしています。

「車イスゾーンA」は3階にあるということで、試合を観戦するには絶好の位置にあり、飲み物も食べ物も多種多様なものを選べることは魅力なのですが、買いに行っても席まで持って来られないというのが問題点だと思います。

健常者の友人と一緒に行けば良いかもしれません。ただ、その友人には多大な迷惑をかける事を最初に言っておいた方が良さそうです。家族でしたら、自由気ままなことが言えるので安心ですね。

「車イスゾーンB」については、私は観戦したことがありませんが、もう1階上の4階にあると聞きました。車イスで観戦する方の為のブースとなっているようですので、「車イスゾーンA」よりは安心して観戦ができるみたいです。

この様に、それぞれが独自の雰囲気を持つ車イスゾーンですが、「ヤフオクドームは、車イスで観戦するのにも適した球場だ」ということを、一度、北海道から1人で観戦しに来られていたホークスファンの女性の方とお会いした時に言われたことがありました。その方は車イスで、日本のあちらこちらの球場に出向いていらっしゃるとの事でしたが、「福岡の球場が一番良かったですよ。」と言われていました。

私も車イスゾーンの事しか詳しくは知りませんが、充実したファンサービスやイベント、明るく賑わいのある雰囲気等を考えると、きっと全てに於いて、ヤフオクドームは良い球場なのではないかなと思います。

健常者の方も車イスの方も、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。